ロボット犬が走り、階段を上り、人型ロボットが踊り、格闘し、工場で作業する。こうした映像で世界的に知られるようになった中国企業が、Unitree Robotics(宇樹科技)です。

Unitreeは単なるデモ映像の会社ではありません。小型の四足ロボットGo2を一般向けに販売しながら、研究・教育用のAs2、産業用のA2とB2、人型ロボットのR1、G1、H1、H2、H2 Plusまで展開しています。モーター、減速機、制御装置、LiDAR、運動制御アルゴリズムなどを自社で開発し、価格を抑えた完成品として市場へ出す点が特徴です。

一方、製品の映像が派手なぶん、普通の家電や玩具と同じ感覚で見てしまう危険もあります。Go2でも高速で動く約15kg級の機械です。G1やH2はさらに重く、強い関節トルクを持つ研究・開発プラットフォームです。会話する家庭用ペットロボットではなく、運動性能と開発性を中心にした本格的なロボットだと理解する必要があります。

2026年6月時点で、個人がUnitreeを知る最初の1台はGo2、教育・研究ではAs2やG1、低価格な人型ロボットではR1、産業用途ではA2・B2、先端の人型研究ではH2・H2 Plusが中心です。

先に結論を言うと、Unitreeの強みは、優れた運動制御を量産可能な価格と製品群へ落とし込んだことです。ただし、日本で購入する場合は、本体価格だけでなく、送料、税、バッテリー輸送、無線機能、初期設定、修理、交換部品、安全管理まで確認しなければなりません。

Unitree Go2の公式製品イメージ 画像: Unitree公式サイト

Unitree Roboticsはどんな会社か

Unitree Roboticsは、中国・杭州を拠点とするロボット企業です。中国語では杭州宇樹科技股份有限公司、英語ではUnitree RoboticsまたはHangzhou Yushu Technologyと表記されます。

創業者でCEOの王興興氏は、大学院時代に低コストの四足ロボットXDogを開発しました。公式の沿革によると、2016年にその試作映像が注目され、勤務先を退職して起業。2017年には自社開発のモーター、ドライバー、制御系を使ったLaikagoを発表しました。

その後、2019年のAliengo、2020年のA1、2021年のGo1、2023年のGo2とB2へ発展します。2023年には最初の汎用人型ロボットH1も発表し、2024年に小型のG1、2025年にR1、A2、H2を投入しました。現在は四足だけでなく、人型ロボット、ロボットアーム、器用なロボットハンド、4D LiDAR、関節モーターまで扱う総合ロボティクス企業になっています。

Unitreeが早くから注目された理由は、四足ロボットを研究室の一点物から購入可能な製品へ変えたことです。高度なロボットは、歩く映像を作るだけなら開発できます。しかし、何台も製造し、同じ品質で出荷し、バッテリー、充電器、アプリ、コントローラー、SDK、交換部品まで用意するには別の能力が必要です。

Unitreeはこの量産化を進め、一般販売できるGoシリーズと、企業・研究機関向けの産業モデルを並行して拡大しました。杭州アジア大会ではGo2が円盤ややりを運び、中国の大型イベントでは多数の四足・人型ロボットを同期させた演出も行っています。

強みは「脚」だけではない

Unitreeというと、ロボット犬の宙返りや人型ロボットの格闘映像が先に思い浮かびます。しかし、会社として重要なのは派手な動作そのものではなく、その下にある共通技術です。

関節モーターと制御系

四足ロボットは、12個前後の関節を高速かつ正確に制御し続けます。足が地面へ触れた瞬間の衝撃、滑り、傾斜、重心移動を処理できなければ、安定して歩けません。

Unitreeはモーター、減速機、ドライバー、エンコーダー、制御アルゴリズムを自社開発し、製品ごとに共通化しています。小型のGo2、18kg級のAs2、42kg級のA2、産業用B2、人型のG1やH2は外観も用途も違いますが、関節の高出力化、軽量化、応答性という土台はつながっています。

運動制御と学習

Unitreeの映像で目立つのは、走行、ジャンプ、転倒からの復帰、ダンス、格闘、複雑な姿勢です。これは事前に作った動作だけでなく、シミュレーション、模倣学習、強化学習、実機制御を組み合わせて実現します。

ただし、動画でできる動作と、購入直後に誰でも安全に使える機能は同じではありません。一部は特定環境での研究成果、開発中の機能、追加ソフトウェア、上位構成を使った実演です。製品ページでも、サンプル機能には開発・試験中のものがあると注意書きされています。

LiDAR、カメラ、開発環境

Go2は4D LiDAR L2を搭載し、上位構成では点群マップ作成や経路指定に対応します。産業用モデルは複数のLiDAR、カメラ、通信・拡張端子を備え、自律巡回や設備点検へ組み込めます。

また、UnitreeはGitHub、SDK、ドキュメント、ROS対応環境を提供しています。完成したロボットを操作して遊ぶだけでなく、大学、研究機関、企業が独自の認識、歩行、自律移動、AIモデルを実装するためのハードウェア基盤として使えることが重要です。

主要製品を一度整理

製品分類主な位置づけ公式価格・販売形態
Go2小型四足個人、教育、開発の入口1,600ドルから
Go2-W車輪脚型四足舗装路と不整地を両立構成による
As2 / As2-W小型高性能四足教育、研究、軽作業問い合わせ
A2 / A2-W中型産業四足巡回、物流、救助、開発問い合わせ
B2 / B2-W大型産業四足重作業、長時間巡回問い合わせ
R1小型人型人型研究を低価格化4,900ドルから
G1小型人型AI、操作、競技、研究13,500ドルから
H1 / H1-2フルサイズ人型高速移動、全身制御問い合わせ
H2フルサイズ人型人に近い体格と作業研究29,900ドルから
H2 Plus上位開発型人型高演算、触覚ハンド、全身操作問い合わせ

価格は2026年6月10日に公式サイトで確認できる税・送料別の表示です。実際の購入額は、仕様、手、演算モジュール、センサー、サポート、地域によって大きく変わります。

Go2:Unitreeを代表するロボット犬

Go2は、Unitreeのブランドを最もわかりやすく表す製品です。2023年にGo1の後継として発表され、一般向け価格を維持しながら、センサー、運動性能、追従、アプリ、AI機能を更新しました。

公式価格は1,600ドルから。最大走行速度は構成により約5m/s、ピーク関節トルクは約45N・mです。前面に4D LiDAR L2を標準搭載し、360度×96度の広い範囲を認識します。Wi-Fi 6、Bluetooth、4G構成、アプリ、リモコン、OTA更新にも対応します。

Go2でできること

  • リモコンやアプリから歩行、姿勢、動作を操作する
  • 人の横を追従する
  • LiDARで周囲を認識し、障害物回避を補助する
  • 上位機能で点群マップを作り、移動経路を指定する
  • SDKを使って独自プログラムを開発する
  • カメラ映像やセンサー情報を研究・教育へ利用する

Go2は「AIペット」と表現されることがありますが、WEILAN BabyAlphaのように家族との会話、表情、読み聞かせ、見守りを中心にした家庭用ロボットとは方向が違います。Go2の中心は移動性能、センサー、操作、開発です。犬のような動きを楽しめても、感情的なコミュニケーションを主目的にした製品ではありません。

Air、Pro、EDUの違いに注意

Go2は構成によって、演算性能、通信、センサー、バッテリー、SDKへのアクセス、拡張性が異なります。安価な構成を見て購入し、あとから希望する開発機能が使えないと気づく失敗は避けたいところです。

個人が動作を楽しむなら低価格構成でも候補になります。ROSや独自AI、自律移動、外部センサーを本格的に開発するなら、EDU系構成と利用可能なAPIを販売者へ確認すべきです。

Go2-WとAs2:小型四足の次の選択肢

Go2-Wは、脚の先に車輪を付けた車輪脚型です。平らな場所では車輪で効率よく移動し、段差や不整地では脚の動きを使えます。四足歩行だけのモデルより滑らかに長距離を移動でき、研究施設、学校、展示、軽作業で使いやすい構成です。

As2は、2026年の現行ラインでGo2より高性能な小型四足として位置づけられています。本体はバッテリー込み約18kg。最大速度は5m/s超、最大関節トルクは構成により約90N・m、連続歩行の積載は約15kg、立った状態では最大65kgを支えられると案内されています。

648Whバッテリーを搭載し、無負荷で4時間超・20km超、15kg積載時で2.5時間超・13km超という公称値です。IP54、最大40度の斜面、約50cmの台への登坂にも対応します。

Go2が個人でも買える完成品に近いのに対し、As2は小型でも研究・業務へ踏み込んだモデルです。価格は問い合わせで、AIR、PRO、EDUによってモーター、演算、開発機能が変わります。

A2とB2:実際の仕事を狙う産業用四足

Unitree A2の公式製品イメージ 画像: Unitree公式サイト

A2は、2025年に発表された中型の産業用四足です。バッテリー込み約42kgで、無負荷なら公称5時間・20km、満載時でも3時間・12.5kmの連続歩行を掲げます。前後に産業用LiDARを配置し、カメラ、照明、二重バッテリー、ホットスワップ、車輪脚オプションを備えます。

用途は、工場や発電設備の巡回、資材運搬、危険区域の確認、測量、救助支援です。人が入りにくい場所へセンサーを運び、同じ経路を繰り返し移動させることが基本になります。

B2はさらに大型で、重作業を想定したモデルです。公式値では最大速度6m/s超、最大関節トルク約360N・m、立った状態で120kg以上、歩行中に40kg超の積載へ対応します。無負荷で5時間超、20kg積載で4時間超という持続時間も掲げています。

Go2とB2は同じ「ロボット犬」に見えても、用途はほぼ別物です。Go2は人が運べる小型機ですが、B2は現場へ導入する設備です。導入時にはロボット本体だけでなく、充電場所、通信、地図、巡回システム、カメラやガスセンサー、保守、安全区域を設計する必要があります。

R1:4,900ドルからの小型人型ロボット

Unitree R1の公式製品イメージ 画像: Unitree公式サイト

R1は、人型ロボットの価格を大きく下げたモデルです。R1 AIRは4,900ドル、標準R1は5,900ドルから。身長約123cm、重量は約27〜29kgで、20〜26自由度、EDU構成では最大40自由度まで拡張できます。

小さく軽いことには大きな意味があります。人型ロボットは転倒します。70kg級の機体が倒れると、周囲の人や設備への危険が大きく、持ち上げるにも複数人が必要です。R1はそれでも十分に危険な機械ですが、フルサイズ機より運搬、設置、研究、メンテナンスの負担を下げられます。

公式には音声と画像を扱う大規模マルチモーダルモデル、関節・センサーの開放インターフェース、主要シミュレーション環境への対応を案内しています。用途は家庭内作業というより、歩行制御、人との対話、動作生成、教育、展示、AIエージェント研究です。

価格だけを見ると非常に安く感じますが、AIR、標準、EDUでは関節数、開発性、手、演算構成が異なります。箱から出して家事を任せられるロボットではありません。

G1:Unitreeの人型研究を広げた主力

G1は2024年に発表された、身長約132cm、重量約35kgの人型ロボットです。基本モデルは23自由度、EDU構成はオプションを含めて最大43自由度。価格は13,500ドルからです。

G1が注目されたのは、人型ロボットとして比較的小さく、折りたたみ可能で、運動性能が高かったことです。歩行、走行、起き上がり、ダンス、格闘などの映像が広まり、世界中の大学や開発チームが使う研究プラットフォームになりました。

上位構成では、三本指の力制御ハンド、追加の腰・手首自由度、より高い演算性能を組み合わせられます。UnitreeはG1を使った格闘競技、ボクシング、サッカー、データ収集システムも展開し、単体製品から学習・競技プラットフォームへ広げています。

R1との違いは、価格だけではありません。R1は軽さと導入価格を重視した入口、G1は全身制御、操作、データ収集、器用な作業まで発展させやすい主力です。研究で手や腰の自由度が必要なら、G1 EDUのほうが適します。

H1、H2、H2 Plus:フルサイズ人型の開発競争

H1はUnitree初のフルサイズ汎用人型ロボットです。高速走行と強い脚部を前面に出し、Unitreeが四足だけの会社ではないことを示しました。H1-2では構造や全身制御が更新され、人型競技や動作研究に使われています。

H2は、身長約182cm、重量約70kg、31自由度のフルサイズ機です。人に近い体格、顔を備えた頭部、両眼カメラ、腕の最大関節トルク120N・m、脚部360N・m、約3時間の公称バッテリー時間を持ちます。標準価格は29,900ドルで、開発向けのH2 EDUは問い合わせです。

H2 Plusは、H2をベースに高性能なオンボードAIと操作能力をまとめた上位開発構成です。NVIDIA Jetson T5000、2,070TFLOPSのFP4演算性能、128GBメモリ、頭部ステレオカメラ、手首カメラ、マイク、スピーカー、多数の外部端子を搭載します。

Unitree H2 Plusの公式製品イメージ 画像: Unitree公式サイト。実際の構成や利用可能な機能は購入時に要確認

オプションの五本指触覚ハンドは、左右合計で44の能動自由度を持ち、全身と合わせて75自由度になります。NVIDIA Isaac、GR00T、Isaac Sim、Isaac Lab、Isaac ROSを使ったデータ収集、シミュレーション、学習、実機展開を一体で行う構成です。

ここまで来ると、完成した作業員ロボットというより、人型ロボットの研究開発設備です。工場で箱を持つ公式イメージがあっても、未知の箱を確実に認識し、長時間故障せず、人の近くで安全に働けることが自動的に保証されるわけではありません。

Unitreeは何が評価されているのか

価格を大きく下げた

Go2の1,600ドル、R1 AIRの4,900ドル、G1の13,500ドルという価格は、ロボット業界で強いインパクトがあります。研究者が一から機体を作らず、完成した関節、電源、制御、センサーを持つ機体から開発を始められるためです。

ただし、最低価格は最小構成です。研究で必要なEDU版、器用な手、GPU、LiDAR、予備バッテリー、充電器、サポートを加えると総額は上がります。

動作が速く、映像で価値が伝わる

Unitreeはマーケティングが非常に上手です。多数のロボットを同期させる、格闘する、踊る、ジャンプする、転倒から起き上がる。運動性能が短い映像でも伝わります。

この派手さは単なる宣伝ではなく、モーター出力、軽量設計、全身制御の実力を示します。一方で、日常の仕事では速さより、同じ作業を何千回も正確に繰り返すこと、安全に停止すること、故障時に復旧できることが重要です。

製品ラインがつながっている

小型四足から産業四足、小型人型、フルサイズ人型、ハンド、アーム、LiDAR、モーターまでを持つため、技術と部品を横展開できます。これは新製品を速く出し、価格を下げるうえで強い構造です。

弱点と購入前の注意点

家電ではなく、強い機械

Go2でも子どもやペットの近くで無条件に動かしてよい製品ではありません。足や関節に挟まれる、衝突する、転倒する、階段から落ちる可能性があります。人型ロボットはさらに重量と出力が大きく、公式も十分な安全距離を取るよう注意しています。

映像と製品機能を分けて考える

すべてのダンス、格闘、作業が標準機能として提供されるわけではありません。特別な学習モデル、開発版ソフトウェア、研究チームの制御、撮影環境が使われている場合があります。

購入判断では「動画で何をしたか」ではなく、「購入する構成で使えるAPI、動作、センサー、演算装置、サポートは何か」を確認すべきです。

修理と消耗品

ロボットは転倒し、足先、外装、関節、ケーブル、バッテリーが消耗します。海外購入では、故障箇所の診断、部品取り寄せ、返送、危険物扱いのバッテリー輸送が難しくなります。

予備バッテリーと足先だけで済むのか、関節モジュールを購入できるのか、日本国内で修理できるのかを販売者へ確認してください。

無線と通信

Wi-Fi、Bluetooth、4G、リモコンなどの無線機能を日本で使う場合は、搭載モジュールと技術基準適合証明の確認が必要です。海外仕様を輸入しただけでは、日本で同じ通信機能をそのまま使えるとは限りません。

クラウド、アプリ、アカウント、地域制限、OTA更新も確認が必要です。ロボット本体が動いても、アプリの登録や一部のAI機能が地域によって使えない可能性があります。

日本で非公式ルートから購入する際の注意点

Unitree製品は、日本の販売店、海外EC、マーケットプレイス、輸入代行など、公式サイト以外のルートでも販売されています。ただし、販売ページにUnitreeやGo2と書かれていても、メーカーの正規販売・国内保証・日本向け仕様が自動的に付くわけではありません。高額なロボットだからこそ、購入前に販売者へ書面で条件を確認してください。

確認項目理由
Air、Pro、EDUなどの正確な構成使えるSDK、演算性能、通信、付属品が異なる
新品か中古かバッテリーと関節の使用状態が重要
正規販売店か、並行輸入かメーカー保証、修理受付、部品供給の条件が異なる
販売者と保証窓口Unitreeの保証か、販売者独自保証かを確認
日本語サポート初期設定、故障診断、部品注文で必要
技適と4G対応日本で無線機能を使えるか確認
バッテリーと充電器電圧、プラグ、予備品、輸送条件を確認
SDKとライセンス希望する開発が購入構成で可能か確認
関税、消費税、送料表示価格以外の輸入費用が発生する場合がある
返品条件開封・起動後の高額商品の返品可否を確認

非公式ルートの販売価格が公式価格から大きく離れていても、それだけで高い・安いとは判断できません。輸送、税、上位構成、予備品、国内サポートを含む場合があります。逆に、安く見えても最低構成、本体のみ、保証なし、アクティベーションや地域設定に制限がある可能性があります。販売者名、型番、シリアル番号、付属品、保証範囲、故障時の返送先を確認し、口頭説明だけでなく注文画面やメールを保存しておくことが重要です。

どの製品を選ぶべきか

目的第一候補理由
Unitreeを体験したいGo2最も情報が多く、個人向け価格
四足ロボットを研究したいGo2 EDU / As2 EDUSDK、センサー、拡張性を重視
車輪脚を研究したいGo2-W / As2-W平地の効率と段差対応を両立
工場・設備を巡回したいA2 / B2長時間稼働、積載、産業用センサー
低予算で人型を研究したいR1 EDU小型軽量で導入負担を抑えやすい
全身制御や器用な操作を研究したいG1 EDU手、腰、演算構成を拡張できる
フルサイズ人型AIを開発したいH2 EDU / H2 Plus高出力、豊富なセンサーと演算基盤

個人が迷った場合、現実的なのはGo2です。それでも安い玩具ではありません。人型ロボットは価格が下がってきましたが、購入後に自分で開発・管理する目的がない限り、使い道を作るのは難しいでしょう。

総評:Unitreeはロボットの価格と速度を変えた会社

Unitree Roboticsは、四足ロボットを研究室の高価な試作機から、世界中の個人、大学、企業が購入できる製品へ近づけた会社です。Go1とGo2で一般販売の可能性を示し、B2とA2で産業用途を広げ、H1、G1、R1、H2、H2 Plusで人型ロボットの価格競争と開発速度を一段上げました。

ブランドの本質は、ロボット犬の派手な映像ではありません。関節モーター、制御装置、LiDAR、運動アルゴリズム、量産、ソフトウェアを一つの製品群として積み重ねていることです。

一方、現在の人型ロボットは、誰でも買えば家事をしてくれる完成品ではありません。四足ロボットも、ペットのように放置できる家電ではありません。購入者には、安全管理、開発知識、故障対応、輸入・無線・サポート条件の確認が求められます。

Go2は、ロボットの動きや開発を実際に体験したい人には非常に魅力的です。R1とG1は、人型ロボット研究の入口を広げています。A2、B2、H2 Plusは、企業や研究機関が次のロボット用途を作るための基盤です。

Unitreeは「未来の完成品」を売っているというより、未来を開発するための機体を、これまでより速く、安く市場へ出している会社です。その意味で、現在のロボット業界を理解するうえで外せないブランドです。

この記事の情報源について

メーカーの公式情報を中心に、日本語・中国語を含む国内外のレビューや利用者の声を照合して構成しています。